過去記事で予告したレポでございます。
我が愛器、Fender Custom Shop '60 StratのReplica Kluson Tuner Ferrule(Bushing)を、Old KlusonのFerruleに交換しようとしたところ、これがタイトにHeadstockに嵌まり込んでいた為に、抜き取ること叶わず、作業を中断……そこで、お助け便利Toolを見つけて発注。というところまでが前回の内容。
で、注文しておいたそのToolがはるばるアメリカから到着いたしましたので、早速、作業再開です。
←これです。
全長、僅か70mm足らずのサイズなのに、A4サイズのダンボールで到着でした。
本体は真鍮製。スクリュー捩じ込み用のアレン・キーが付属で、これは、持ち手の部分のセンターにすっぽり収まるようになってます。
このTool、使ってみて解るのですが、これ、すごーくよく出来ています。てか、よく考えられてます。
この、Banjo型のエルボーの先っちょのところが、このToolのキモな部分で、ここの断面が十字にカットされていまして、その中心に仕込まれたスクリューを捩じ込んでいくと、そのスクリューに押されて、この部分の外径が僅かながら大きくなる仕組みです。つまり、それによって、Ferrule状の内径にフィットして、タイトにホールディングする訳です。
この先っぽの外面には滑り止め加工も施されており、アメリカ製にしては丁寧な加工です。
では、実際の使用画像です。
このようにHeadstockの表面側から、Tuner Bushingのセンターの穴にToolの先を挿入します。スクリューを締め込んでいない状態では、なんの抵抗もなく、すんなり入ります。
で、このように付属のアレン・キーでセンターのスクリューを適度に締め込みますと、Bushingの内径にピタピタにタイト・フィット。
がしかし、これでToolごと引っ張れば抜けるのかと思いきや、そんなヤワじゃないんですよね、Fenderの場合。(Gibsonのだとユルユルなんだけども……)
まー、この状態で、Toolごと引っ張れば抜けるような個体の場合は、それでよしとして、タイトに嵌まり込んでいる場合は、実は補助的に、6mm径の同じく真鍮製の丸棒(あるいは、木製でもよいです)を用意して、 Headstockの裏面側からそれを挿入し、プラスティック・ハンマーなどで、Toolをノック・オンします。
すると、ご覧のとおりでございます。
見事、セイフティにBushingがToolに着いた状態で抜け出てくれました。
センターのスクリューを緩めれば、フィッティング状態がリリースされ、BushingはToolから外せます。
取り付けは、はい、お察しの通り、取り外しの逆の手順でよろしいです。
Bushing装着の際は、ToolのHeadをプラスティック・ハンマーなどで上からノッキングして嵌め込みます。
その場合のこともちゃんと考えてあって、その為にToolのHead部が大きくしてあるのですよ。 なるほど、ほんと、良ーく考えられてますよ、これ。
Guitarと、そのパーツを傷めることなく、確実に作業を遂行できる素晴らしいToolだと思います。Fender Guitarをいじるには正に必需ですね。特にプロのリペアマンはMust Haveではないでしょうか。
このToolには、あともう一つの別の使い道がありまして、この先っちょの径は、Phone Jackのサイズにも合致するのですな。
で、頭のいいひとはもう想像ついたでしょうが、Output Jackの取り付けの際の本体位置固定にも有効なわけです。
例えば、Hollow BodyなどのGuitarのOutput JackのNut締め付けのとき、どーしますかー? てことなんですよね。そんなとき、このToolでホールドしつつ、レンチで確実にナットの締め付けが出来るんですね。これさえあれば、Output Jackが固定出来ずにクルクル回転して、内部で配線グチャグチャ、果ては断線……てなことにはならないわけです。
無論、Output Jackの取り付けToolとしては、Guitar以外にも、Pedal類やAmpなどでも重宝します。
返す返すも、二度美味しい、本当によー出来たToolです。
Guitar用Special Toolてのは、他にも幾つかありますが、これほど「これは凄い! ありがたい!」と思ったブツは、これまで他になかったですねー。
文句なしに★★★★★Guitar Toolです!
我が愛器、Fender Custom Shop '60 StratのReplica Kluson Tuner Ferrule(Bushing)を、Old KlusonのFerruleに交換しようとしたところ、これがタイトにHeadstockに嵌まり込んでいた為に、抜き取ること叶わず、作業を中断……そこで、お助け便利Toolを見つけて発注。というところまでが前回の内容。
で、注文しておいたそのToolがはるばるアメリカから到着いたしましたので、早速、作業再開です。
←これです。
全長、僅か70mm足らずのサイズなのに、A4サイズのダンボールで到着でした。
本体は真鍮製。スクリュー捩じ込み用のアレン・キーが付属で、これは、持ち手の部分のセンターにすっぽり収まるようになってます。
このTool、使ってみて解るのですが、これ、すごーくよく出来ています。てか、よく考えられてます。
この、Banjo型のエルボーの先っちょのところが、このToolのキモな部分で、ここの断面が十字にカットされていまして、その中心に仕込まれたスクリューを捩じ込んでいくと、そのスクリューに押されて、この部分の外径が僅かながら大きくなる仕組みです。つまり、それによって、Ferrule状の内径にフィットして、タイトにホールディングする訳です。
この先っぽの外面には滑り止め加工も施されており、アメリカ製にしては丁寧な加工です。
では、実際の使用画像です。
このようにHeadstockの表面側から、Tuner Bushingのセンターの穴にToolの先を挿入します。スクリューを締め込んでいない状態では、なんの抵抗もなく、すんなり入ります。
で、このように付属のアレン・キーでセンターのスクリューを適度に締め込みますと、Bushingの内径にピタピタにタイト・フィット。
がしかし、これでToolごと引っ張れば抜けるのかと思いきや、そんなヤワじゃないんですよね、Fenderの場合。(Gibsonのだとユルユルなんだけども……)
まー、この状態で、Toolごと引っ張れば抜けるような個体の場合は、それでよしとして、タイトに嵌まり込んでいる場合は、実は補助的に、6mm径の同じく真鍮製の丸棒(あるいは、木製でもよいです)を用意して、 Headstockの裏面側からそれを挿入し、プラスティック・ハンマーなどで、Toolをノック・オンします。
すると、ご覧のとおりでございます。
見事、セイフティにBushingがToolに着いた状態で抜け出てくれました。
センターのスクリューを緩めれば、フィッティング状態がリリースされ、BushingはToolから外せます。
取り付けは、はい、お察しの通り、取り外しの逆の手順でよろしいです。
Bushing装着の際は、ToolのHeadをプラスティック・ハンマーなどで上からノッキングして嵌め込みます。
その場合のこともちゃんと考えてあって、その為にToolのHead部が大きくしてあるのですよ。 なるほど、ほんと、良ーく考えられてますよ、これ。
Guitarと、そのパーツを傷めることなく、確実に作業を遂行できる素晴らしいToolだと思います。Fender Guitarをいじるには正に必需ですね。特にプロのリペアマンはMust Haveではないでしょうか。
このToolには、あともう一つの別の使い道がありまして、この先っちょの径は、Phone Jackのサイズにも合致するのですな。
で、頭のいいひとはもう想像ついたでしょうが、Output Jackの取り付けの際の本体位置固定にも有効なわけです。
例えば、Hollow BodyなどのGuitarのOutput JackのNut締め付けのとき、どーしますかー? てことなんですよね。そんなとき、このToolでホールドしつつ、レンチで確実にナットの締め付けが出来るんですね。これさえあれば、Output Jackが固定出来ずにクルクル回転して、内部で配線グチャグチャ、果ては断線……てなことにはならないわけです。
無論、Output Jackの取り付けToolとしては、Guitar以外にも、Pedal類やAmpなどでも重宝します。
返す返すも、二度美味しい、本当によー出来たToolです。
Guitar用Special Toolてのは、他にも幾つかありますが、これほど「これは凄い! ありがたい!」と思ったブツは、これまで他になかったですねー。
文句なしに★★★★★Guitar Toolです!
初めまして、過去の記事への投稿ですみません。
返信削除フェンダーのブッシュが抜けなくてとても困っています。もしよろしければこの道具をどこで買われたのか教えて頂けませんでしょうか?
無事購入でき、ブッシュも抜くことができました。有難うございました。素晴らしいToolですね♪
削除Davidさん、
削除よかったですね! ご報告ありがとうございます。
今回、お役に立てたようで嬉しい限りです!