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2012/01/02

Luxe - "Cornel Dubilier" Replica Capacitor for Strat

 Pickup交換時にチェック済みですが、Custom Shopのデフォルトでは、まー、安易に入手できる、可愛らしい、恐らくはOrange Dropのキャパシターが着いておりました。これは、確か、ポリプロピレンのフィルム・タイプ。
Fender Custom Shop Factory Genuine Capacitor - Actual Value: 0.1006μF
  値は、Oldと同様のVintage Spec.の0.1μFです。耐圧は250v。
 テスターで実測しますと、0.1006μFで、これくらいでは誤差とは言えないくらい優秀な値でした。

 ギター・ヲタクなら、今やキャパシターはサウンド的にはマスト拘りアイテムなのですけれども、FenderのOldオリジナルの本物のCornel DubilierのCapacitorは今では入手激困難品で、もし、見つかればかなりの高額取り引きアイテムです。そして、それは、P.I.O.(Paper In Oil)タイプです。
 私的にはOld spec.至上主義というわけでもないのですが、Vintage Re-issueモデルなのですから、とりあえず、出来るだけOld Originalに近い感じにはしたいものなのです。
 で、まー、同じ趣向の方々は世界中に多くいらっしゃいまして、最近ではこんなものまでReplicaが造られてたりするのですな。
 本物の現物は、まー、ゲット出来たとき……のこととして、一先ずはReplicaで我慢することにしました。


 国内外、何社かが同様のReplica製造に着手なさってるらしいのですが、U.S.A.のLuxeてとこが最もよく知られており、評価も高く、ドンズバReplicaを製造販売してまして、そこのを取り寄せることにしました。
 調べると、言って悪いですが、偽物なのに結構なお値段します。しかも、製造は既に終了していて、日本では店頭在庫品限りとか。まー、どっち道、KOJIは直輸入ゲットするのですが。

Luxe Capacitor Packaging Box for "1958-1961 Telecaster"
  今回、Strat用のパッケージが見つからなかったので、同じ年代ヴァージョンのTelecaster用のをゲット。

 この箱、なんか、キャパシターごときに、かなり無駄なパッケージング予算が投じられていて、販売価格に余分な金額が乗せられている気がするのは、なにもKOJIだけではない気がします。
 でも、捨てられません。
















Package enclosed: Capacitors, Instruction sheet, Sticker - I think very De-Luxe...

 中には、薄紙袋に入れられた本品、そして、豪華フル・カラーの回路図&効能説明書きと、ステッカーが入ってます。
 不必要にデLuxeです。

 このパッケージには、Telecaster用として、0.1μFと0.05μFの二つのキャパシターがSetパッケージングされてるだけのことでして、この0.1μFのはStrat用のとまったく同じものです。
 実測値は0.1012μFで、この誤差もかなり優秀。

 見た目はドンズバですが、やはり、中身はReplicaでして、"Vitamin-Q"なのだそうです。しかし、オリジナルと同じくP.I.O.タイプであるところはちゃんと踏襲してあるわけですな。
 
 0.05μFの方は、いつかTelecasterをゲットしたときまで保管です。

Luxe Made "Cornel Dubilier" Replica 0.11μF 150v & 0.05μF 150v Capacitors
で、早速交換です。 
I have changed Fender factory genuine capacitor to Luxe - Looking great! And, it has different tone character to genuine capacitor
 おー、見た目ナイス! これ、ルックスは大変良く出来てて、ドンズバ感ありますです。

 ハンダはKester 44を仕様してますが、ハンダで音が変わるとは思ってませんし、その違いも実感できません。あくまで、気分と使い易さだけの選択ですー。
あ、それと、Pickup交換時、Pickupのワイヤーの余った分はそのままに、切らずに配線しています。何故なら、ワイヤーを現状で合わせて切ってしま うと、Pickupを入れ替えてみたいときに、ワイヤーが届かなくなってしまうからです。ワイヤーは余らせておいても問題ありません。ノイズも出ません。

 はい、サウンド・チェック。

 ま、またしても、激変!おいおい、なんじゃこりゃー。音が太くなっとるやないかー(@Vol. & Toneぜーんぶフル10時)。
 Toneを絞ると、4くらいから、上っ面だけかすめ取るかのように、面白いくらいにズコッと一気にTopレンジが抜けます。このToneの効き具合は、デフォルトのキャパシターの効き味とはぜんぜん違いますねー。値はほぼ一緒なのに、正直、この違いはなんじゃ? て感じです。
 デフォルトでは、@Vol.フル10時でかなりキャパシターのトーンの影響が大きい感じ、かな。故に、@Vol.フル10時においてもトーンに若干曇り感あり。Luxeの場合、枯れた感じのトーン。ハイは抜けても芯は痩せない。そして、Tone絞り時の変化具合が双方で著しく異なる。

 キャパシターの値は、実測値でほぼ同じ。で、この変化……ということは、キャパシターの製造方法の違いで、キャパシター特有の音質キャラクターが生じ、それぞれで音質がかなり違うという証明ですよね。
キャパシターのタイプによる音の違いについては、これまで、アンプやエフェクターではいろいろ試して実感してましたが、ギターでここまでの違いを実感したのは初めてですね。でも、これだけ変化が激しいと、好みが別れるところでもある。私的にはこっちのが好みなので良しでした。

 うーん、てことは、順番から言うと、Pickupより先にこっちチェンジでもよかったってことか? しかし、組み合わせ的には正にRaw Vintageの"RV-5661"にマッチング良し、と言えもする。実際、Raw VintageのHP上でも、このLuxe Capacitorを推奨してましたしね。

 何れにせよ、サウンド的にはこれでより本物に近づいた、てことかなー。という、納得(笑)。でも、実際、デフォルト状態のサウンドからは本当にかなり大きく変わりますよ。

 このトーンが好みで、ルックスに拘らなければ、"Vitamin-Q"か、或いは、他のP.I.O.タイプでもいい、てことも言えますよね(試してみないと確信は持てませんが)。予算も若干安価に済みますです。どっち道、ルックスの問題は、外からはまったく見えない自己満足系「下着のおしゃれ」的アイテムですしねー。でも、そここそがキモなんですけども。

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