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2012/01/04

"Gibson '50s Wiring" For Fender Strat

 "Gibson '50s Wiring"の効能については、前回のSGの項で解説しましたが、Fenderの場合、どうなってるのかと言いますと、Oldも現行品でも、"Modern Wiring"と同じ結線で配線されています。まー、Gibsonじゃなくて、Fenderですしね。
 無論、 "Gibson '50s Wiring"のテクニックは、すべてのElectoric Guitarに有効です。
 また、「Single-Coil Pickupの方が、更にその効果が実感できる」との報告もあります。

 なので、Stratを"Gibson '50s Wiring"にすると、どう変わるのか? を試してみました。
Modified to "Gibson '50s Wiring" - Great result!

Strat Original Wiring - Switch to Volume Pot
Before

 先ず、被検体である、我が愛器のCustom Shop Stratのデフォルトの状態です。

 PickupとCapacitorは既に交換済みで、厳密にはデフォルト状態ではありませんが、基本のWiring自体はFactory出荷時のそのままです。















After:

 で、こうなります。

 画像上、変化があるのは、SwitchとVolume Potの配線の接続だけで、他には今回はなにも手を加えていませんです。

 要は、Switchの端子の2本の接続ワイヤー結線を、Switch端子上で分岐させて、配線し直すだけなのですが、一方のワイヤーの長さが少しだけ足りなくなりますので、オリジナルと同じ、白の布皮膜の線材で配線し直しました。

 細かく"How To"説明を加えようとも思いましたが、画像を見比べても、違いがわからないレベルの方には、むしろ推奨しない方がよいか……と思い留まりました次第です。







 結果は……予想どうり、明らかに善くなりました。

 Volumeを絞ったときのサウンドが、ぜんぜん違います。クリアーで、モコモコせず、輪郭が崩れずに音量が下がります。やはり、"Gibson '50s Wiring"によって、ハイ落ちが減るのですよね。
 それと、Toneの効き具合もやはり変化しますね……なんちゅうか、より、Toneコントロールのレベルに自然な効き具合です。これだと、更に「使える」トーン・ヴァリエーションが増やせると思います。 VolumeとToneのコンビネーション設定次第で、微妙なサウンド・メイキングが可能です。コントローラーを触る頻度が、これまでよりも増えるのは間違いないですねー。

 "High-Pass"用のCapacitorを追加したり、付加Circuitを増設したり、と、腐心されるStratオーナーさんもいらっしゃるようですが、ハイ落ちを気になさる方には、先ず、"Gibson '50s Wiring"をお試しになるのはどうでしょうかね?
 方法は簡単で、なんなら、すぐに元の状態に戻すこともできますし、改造痕は残りません。Costは、限りなく¥ zeroに近いです。

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