Search

2012/04/20

Pettit Customizing For My Tellie


 Neckまわりも完璧で、回路とSaddleのModifyによって、実用的にはほぼ満足のいく仕上がりになった、Rosewoodな我がChocolat号ですが、あと2点、差し当たって、実用的に自分仕様にしたいところがありました。

 先ず、Switchの先端に着いているTip。
 デフォルトで着いているTelecasterのは、2nd. Generationの、いわゆる"Top Hat"型と呼ばれるTypeのものなのですが、無意味に大き過ぎるんですよね。でもって、コード・ストロークの際など、ちょうど手に当たる箇所に着いてるんです。そんでまた、これ、手に当たったときにポロッと外れ易いんです。
 Strat用のは、これよりも小さいTipが着いていて、Switch自体はTeleとStratで互換性があるので、「Tipだけ、Strat用のに換えたらどうかな?」と。Blackのにしたら、目立たないし、違和感もなく、手に当たる面積も少なくなるんじゃないかと。

 で、Strat用のTipに交換しませり。
 「おー! ちょっとのことで手の妨げにならん」イイ感じっす。思惑どうりです。
 遠目には、交換されていることには気づかないくらい目立たないです。
もう一つは、Control Knobsでして、Telecasterのは、Metal製の重厚な造りのTelecaster専用デザインのものが着いていますが、これには目盛や、数字、Pointerなどの目印になるものが一切着いておりません。なので、いちいち触って確認しないと、Levelが0か10かもパッと見では確認出来ないので、AmpにPlug-Inした際などに、いきなり「バツッ!」ときたりして、実用的にちょっと不便。ルックス的には決して嫌いではないのですけども。

 てな訳で、これを、Muddy Waters師匠に習い、Fender Amp(Black Face期)用、Bakelite製のKnobに交換してみました。
 これなら、実用上問題ナッシングで、軽量化にもなりますし。
 Plateとの一体感が薄まり、高級感が少し削がれてはしまいましたが、操作感は極めてよいです。


 こんな感じになりました。
 若干、見た目のOriginal度はスポイルされるCustomizingではありますが、ちょっとばかし個性も付加したかったということもあり、また実用性の問題も解消され、私的には大満足です。交換したPartsは、何れもFender USA純正なので、いちおう、統一感は保たれてはいるかと。

 そして、ここまでのところの、この2007 Fender Custom Shop Rosewood TelecasterのImpressionなのですが、素晴らしいです。
 Originalと弾き比べることは叶いませんが、Tellieて、こんなに良かったのかー、と。一番自分に合ったGuitarなのかも知れない……今更(苦笑)。

 NeckのProfileは、'60 Stratと同じく、薄めの"C" Shapeなのですが、Rosewoodの方が若干細め&薄めで、テーパー感の少ないTypeでした。StratのNeckもお気に入りでしたが、このNeckは更に良いです。また、Neckがよく鳴る(響く)。良いGuitarはNeckが鳴らないとダメと思っているのですが、Rosewoodの材質でしょうか、音の立ち上がりがMapleよりも早く、鋭いのですよ。敏感。だから、弾いていて、左手が楽しい。Neckで感じる、材質による響きの差は大きいですね。

 Bodyは、Sound-Holeは開いていないSemi-Hollowですし、重量的にもSolid Bodyとあまり変わらないので、実際にPlayしていてもそのあたりのことをまったくと言っていい程に意識することがないのですが、サスティーンのバランスがとても良いと思います。Solid Bodyの、本来のTellieのソリッド感はスポイルしていないと思います。これも、やはり、Rosewoodの材質の影響かも知れません。柔らかさ/甘さ/ウォームさ、よりも、堅さ/シャープさ、の要素の方が多い。Neckと同じく、良い意味で、音に鋭さがあるように感じます。デッド、ダルなところを感じない、自然な響きです。

 塗料の材質による音の影響もよく言われますけれども、このGuitarに限って言うと、Polyurethane Finishによる差異は、薄塗りであることもあり、特に感じませんね。Nitrocellulose Finishと、それ程の違いがあるとは感じれません。塗料の質の違いは置いておいて、その塗膜の厚さが音質(響き)に与える影響の方が大きいと思います。

 Stratを手に入れたときにも思ったのですが、同じCustom Shop製ですと、GibsonよりもFenderの方が、造りの完成度、楽器としての良し悪し、すべての面において遥かにQualityは高いと思いますね。なので、当たり/外れも少ない。Fenderの場合、良い意味での個体差はあっても、悪い意味でのそれは少ないように感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿