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2018/03/03

Rickenbacker Toaster Top Pickup Baseplate

 RickenbackerのトースタートップPickupのアルミ製のベースプレートですが、実は形状が違うんです、Vintage OriginalとRe-issueとでは。


 Vintageのベースプレートは、突出する6本のポールピース・マグネットに対して、センターのカットアウトがとてもタイトな形状。しかし、本家Rickenbacker Re-issueのベースプレートはというと、Hi-Gain用と兼用の大きなカットアウト形状で("Hi-Gain"の板ラバー・マグネットを収めるスペース)、Vintageとは大分違う形状なので一目見れば違いを判別可能です。製品化の詰めが甘く、非常にアバウトなRe-issue化ではないかと。
 また、VintageのModel 325用等のショート・ポールピース・ボビンのベースプレートの場合は、マグネット(ポールピース)がボビンから突出していませんから、中心部分の長方形カットアウトがありません。この場合、ポールピースがボビン内に完全に収まるので、ベースプレートで蓋をするのに近い感じです。実は、この僅かな差によって、ポールピース直下の磁界が変化し、音が太くなる効果があります。アルミは磁性体ではありませんが、磁場の中にあるとき、アルミニウム中の自由電子が電流を発生させることによる相互作用のようです。

Top: Recent Rickenbacker Original For Re-issue Toaster Top Pickup.
Middle: Cozy Pickups Vintage Replica - For Long Polepiece Bobbin.
Bottom: Cozy Pickups Vintage Replica - For Short Polepiece Bobbin.

 いずれも、Cozy Pickupsでは正確にVintage仕様の形状を再現しております。まあ、ギター本体に取り付けられている状態では一切視認できませんけどね。しかし、音に影響がまったく無いわけではないから、強ち侮れないアイテムなのですよね、これが。
 それぞれ、『ボディ・マウント用』と『ピックガード・マウント用』の2タイプが在ります。マニアックなVintageドンズバなリプレイスメントをお探しの方はお問い合わせください。詳しくはコチラ→ Cozy Pickups - TTBP
 *Rickenbacker純正Re-issueのベースプレートは取り扱っておりませんので、そちらのご用向きは正規代理店さまの方へお問い合わせよろしく。

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